債権回収を弁護士に依頼するメリットや弁護士の選び方について
企業が直面する債権回収の課題は、単純な支払い請求以上に複雑な問題をはらんでいます。
債務者との交渉が難航したり、法的な対応が必要になったりと、専門家の支援が求められる場面も少なくありません。
本記事では、弁護士への依頼で得られるメリットと、適切な弁護士の選び方について解説します。
弁護士に債権回収を依頼する際のメリット
企業の自主的な債権回収は一見簡単そうに思えますが、実際の現場ではさまざまな課題に直面します。
債務者との連絡が取れない状況や、不誠実な対応、反論による交渉の難航など、回収を妨げる要因が数多く存在するのです。
以下では、債権回収を弁護士に依頼する際のメリットを解説します。
法的プレッシャーで効果的な回収を実現できる
弁護士名義による内容証明郵便の送付や代理人としての交渉は、債務者に訴訟などの法的措置を意識させる効果があり、プレッシャーを与えることが可能です。
その結果、債務者は支払いに対して真摯な姿勢を示すことになり、回収の可能性が高まります。
法律の専門家による法的な反論ができる
債務者が商品の品質不良や工事の遅延、仕上がりの問題を理由に支払いを拒むケースは少なくありません。
企業が独自に対応すると議論が平行線になりやすく、時間を浪費してしまう可能性が高くなります。
そこで、弁護士に依頼することにより、法的根拠に基づいた適切な反論が可能となるため、効率的な債権回収を実現できます。
客観的立場からの冷静な交渉が実現できる
債権回収の過程で、感情的な対立を排除した交渉が必要不可欠です。
債権者と債務者の間に感情的なもつれが生じているケースでは、企業による直接交渉が回収の妨げになることがあります。
弁護士に依頼することで、感情面を切り離し、法的な支払い義務の観点から冷静な解決を図ることが可能です。
債権回収における弁護士選定のポイントは実績と経験
弁護士の業務範囲は幅広く、必ずしも全ての弁護士が債権回収の豊富な経験を持っているわけではありません。
個人向け法務や企業法務の専門家であっても、債権回収の実務経験が十分でない場合があります。
適切な弁護士を見つけるには、インターネットで「債権回収 弁護士」と検索し、各事務所のホームページで取扱分野や実績を確認することが効果的です。
まとめ
債権回収の困難さを解決する有効な手段として、弁護士への依頼があります。
弁護士を活用することで、法的圧力を用いた支払いの促進、専門的な観点からの反論、そして感情的な対立を排除した冷静な交渉が可能となります。
ただし、弁護士選定の際は、債権回収の専門性や実績を確認し、十分に吟味することが重要です。
スムーズな債権回収の実現に向けて、まずは弁護士への相談を検討してください。
当事務所が提供する基礎知識
Basic Knowledge
-
法人破産手続きの流れ
債務超過に陥って赤字続きで、事業の立て直しが困難な状況にある場合、法人の破産を検討する経営者は少なくありません […]
-
業務委託契約書の作り...
業務委託契約を結ぶ際、適切な契約書を作成することが重要です。業務内容や報酬、守秘義務など、必要な項目を漏れなく […]
-
動物病院でペットオー...
動物病院における治療後、ペットの体調が悪化してしまった場合をはじめとして、獣医師やスタッフとペットオーナーとの […]
-
法人破産とは
取引先に対する債務が重み、返済ができない状況に陥ってしまった。会社の支出が収入を大きく上回り、赤字が続いて会社 […]
-
契約交渉・契約書作成...
新たな取引先と取引基本契約を締結することになった場合、取引基本契約書の作成を行うことが一般的です。その他の場合 […]
-
動物病院で獣医療事故...
動物病院でペットの医療事故が起きてしまった場合、飼い主が獣医師・動物病院に対して損害賠償請求をすることがありま […]
よく検索されるキーワード
Search Keyword
資格者紹介
Staff

代表弁護士
原 悠太Yuuta Hara
私は東京都内を中心に離婚、自己破産、企業法務、医療(動物病院)の法律問題に対応しています。
また、私は獣医師の資格を保有しているため、医療分野には確かな知識と豊富な経験があります。
弁護士に相談をしたり、依頼することは人生であまり経験することではありません。
そのため弁護士を頼るのは怖いと考えている方も多くいらっしゃいますが、悩みを抱える皆様が気軽に相談できる弁護士となれるように日々努力してまいります。
ご相談者のお話を丁寧にお聞きし、問題の早期解決ができるよう努めますので、お困りの際は一人で抱えずお気軽にご相談ください。
- 資格
-
- 弁護士・税理士、獣医師
- 所属団体
-
- 第一東京弁護士会(57995)
- 東京税理士会蒲田支部
- 執筆・講演
-
- 獣医療過誤防止セミナー 講師出演
- フリーランス獣医師カンファレンス2022 講師出演
- 離婚弁護士マップインタビュー 「離婚調停」記事掲載
- 動物病院経営カンファレンス2022 講師出演
- QIX動物病院経営マネージメントサービス発売記念セミナー 講師出演
- 毎日新聞「これで安心!相続遺言について考えてみませんか!」特集掲載
- 獣医キャリアパスチャンネル 出演

弁護士
生井 みな絵Minae Namai
RHA法律事務所の弁護士、生井みな絵と申します。
私は、弁護士になる前は公立小学校の教員として働いていました。
子どもたちに教えるという仕事に楽しさとやりがいを感じる一方で、小さな頃から夢見ていた法律の仕事につきたい、という気持ちが心のどこかに引っかかっていたのかもしれません。
自身の出産を終えて職場復帰したころ、そんな自分の思いに正直になり、司法試験に再チャレンジすることに決めました。
もちろん、家庭を持つ身でしたので、仕事をやめて学生になることはできません。
仕事をしながら勉強ができる、社会人のための夜間法科大学院を選び、仕事と子育て、学生生活を両立(三立?)し、何とか司法試験に合格できました。
教員としては、「子どもたちが納得できるようにしよう」と考え、その時の状況に応じて、時には優しく、時には厳しく、工夫して指導をしてきました。
弁護士としても、相談者・依頼者の皆様方が、納得してトラブルを解決できるように、その方法を法的な観点から考え、提案し、一緒に解決に向けて努力していきます。
- 資格
-
- 弁護士,小学校教諭1種・2種免許
- 所属団体
-
- 東京弁護士会所属(64867)
- 取材実績等
-
- 「大学で挫折も『40代で司法試験合格』3児のママ教師が挑んだキャリアチェンジ」 CHANTwebインタビュー記事掲載
- 経歴
-
公務員の父、薬剤師の母の次女として秋田で育ちました。
- 秋田県立秋田高校卒業
- 早稲田大学法学部卒業
- 秋田県内の養護学校(現・特別支援学校)で実習助手として勤務
- 通信教育で小学校教諭免許状取得
- 宮城県の正規教員採用となり気仙沼市の小学校で教諭として勤務
- 東京都の正規教員採用となり品川区・大田区の小学校で教諭として勤務
- 筑波大学法科大学院(社会人のための夜間大学院)修了
- 司法試験合格(2回目)
- 司法修習のため教員退職
- 司法修習で東京地裁に配属
- 弁護士登録
- RHA法律事務所に参加
- 趣味趣向等
-
Mr.childrenが好きです。
30周年を越えた彼らの曲を聴いていると、一緒に年を取ってきたなあとしみじみします。
運動は苦手ですが、スポーツは観る方専門で大好きです。
体操、フィギュアスケート、野球など、できるだけ生の試合に行けるよういつも大会情報はチェックしています!
事務所概要
Office Overview
事務所名 | RHA法律事務所 |
---|---|
代表者 | 原 悠太(はら ゆうた) |
所在地 | 〒144-0035 東京都大田区南蒲田2-16-2 テクノポート大樹生命ビル9F |
連絡先 | TEL:03-6428-6069/ FAX:03-6428-6070 |
対応時間 | 月~金 9:00~18:00 ※時間外はメール対応可 |
定休日 | 土日祝 |
